看護師の苦労話 鼻血編

総合病院の夜間救急には色々な患者さんがやってくる。

ある夜1本の電話がかかってきた。

「うちの小学1年生の子供の鼻血が止まらないんです。今すぐ連れて行きますから」

とこちらの質問を聞かないままさっさと電話は切れてしまった。少しでも受け答えしてくれた
こちらの準備も色々できるし先生への負担が軽減できることもできるんですけど。

15分後に血相を変えたお父さんとお母さんが子供を抱えて病院へやってきた。
小学1年生と思われる子供さんは紙を鼻に詰めているようだが顔色もよく、思ったより
元気そう。そうこうしているうちに

「お母さん、鼻血は止まったみたい」

と紙を鼻から出している。私はご両親に

「鼻血はよく出されるのですか?」
「今まで大きな病気をされたことは?」

質問してみた。

「いや、大きな病気になったこともないし、医師に何か言われたこともありません。ただ鼻を
ぶつけてもいないのに鼻血が出たので連れてきました」


・・・・。

なるほど。心配する気持ちはわかるけど何も鼻血くらいで救急にかからなくても。
i医療の知識が無い人にとって出血というのは怖いですし心配になるのかもしれないけど、
医療機関に訪れる際にもっと状況をよく説明してくれれば医師も私達看護師も負担が少なく
なるんですけど。



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